2009年08月01日

過去の成功体験、亡霊に執着する

過去の成功体験、亡霊に執着する

人は誰でもそうですが、どうしても過去の経緯や経験に頼ってみたり、引きずられたりします。

特に成功体験にはどうしても執着しがちです。
恋愛でもそうですよね。

成就した恋愛体験は、自分の中でも語り草になっていますし、苦い失敗体験は出来れば振り返りたくないものです。

でも、実は
『経験が役に立たないのは、特に恋愛の場合にはなはだしい。レオトー』
という言葉があるくらいに経験は役に立たないものです。

でも頼ってしまいます。

結婚でも、
『あらゆる人智の中で結婚に関する知識が一番遅れている。バルザック』
幾ら結婚の知識が豊富でも、結婚の経験が数多くあってもそれは役に立たないといっても過言ではないでしょう。

経験談としては豊富なものでしょうけど。

それは経営でも同じです。
むしろ、過去の成功体験を持っているが為に前に進めない、決断が鈍る、間違った判断をしてしまう。

こんなことは多いものです。
特に時代が大きく様変わりし、変化をし、変革を求められる時代、
構造的、グローバル、ボーダレスに大きく変動する時代はむしろ過去の亡霊に取り付かれていては、企業の存続さえも危うくなってしまいます。

捨て去るくらいの気概があって丁度いい位かも知れません。

私等はどちらかというと保守的、保全的な考えの人間ですからどうしても過去に拘ってしまいます。

私の場合は、人の話を出来るだけ多く聞く機会を増やすようにしています。
自分では分かっているつもりでもどうしても過去の成功体験に取りつかれる自分を変えることは不可能なようです。

繰り返し、繰り返し人から教えていただいたり情報を貰うことによって次第に変わっていく自分が実感できるような気がします。

つまり自助努力にも限界があり、人の力を拝借するほうが近道のようです。


『自分では前を見ているつもりで、実際はバックミラーを見ている。マクルーハン』



Posted by mister_kei0918 at 18:01│Comments(0)
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