2007年06月30日

子育ての後悔は終わってから襲って来る

子育ての後悔は終わってから襲って来る

日本の歴史の中で今ほど家族が危機的状態の時代はないのではないでしょうか。

子が親を殺す、親が子を殺す、兄弟が兄弟を殺す。

昔の尊属殺人はいけないことではあっても同情を呼んだり、理由に納得できるものがあったものです。

今はどうして?、どうなっているの?と首を傾げたくなるような或いは動物的、猟奇的、衝動的な殺人事件が多くなりました。

時代背景にそうさせる理由でも存在するのでしょうか。

歴史的にもそうでしょうが文明が過度に進みすぎたり、加速度的に変化したり、物質文明が栄えると決まって人間の精神的な荒廃が始まるような気がしますがどうなんでしょうね。

素人の私が考えてもそんな気が致します。

貧しいとか、生活に幾らか事欠いているくらいが精神衛生上もいいように思われます。

私も3人の子供を育ててきました。成人もしましたし2人は結婚もしましたし、幼い孫も授けてくれました。

でも、どうも満足感ってないんですよね。

成人した彼らをまだ子供だと見ていて、未だに子育てが進行中なのか、
今でもああすればよかったとか、こんな事をしてあげたいとか、こうあって欲しいとか、こんな事も教えておきたいとか。

本当はもう子供ではなくて私の人生の伴侶なんですけどね。

どうも子育てって満足のいくものではないようです。

しかも後悔ばかりが出てきて。

どうも、それは私自身が進化しているというか、賢くなってきているとか、物事を多く知る機会や世の中を徐々に年齢と共に知る事によって、子供に対する新たな要求が湧き出てきているように思われます。

子育て時代は私自身が自分の仕事や家庭、社会に対する行動が張り詰めた、しかもゆとりのない状態で、オーバーに言えば私そのものがまだ大人になりきっていない、子育てにも先の見えない手探りの有様だったんでしょうね。

それだけに責任が重いということでしょうか。
大人になりきっていない私の様な親が子育てをするって可笑しくもあり、悲しくもあり。

今思うと、そうだからこそ一生懸命が必要なんでしょうね。
全力投球をする、手を抜かない。

出ないと私のように今になって後悔をする事になってしまいます。

お陰さまで子供たちに恵まれました。
素晴らしく成長してくれました。

それは私が反面教師だったから?。
或いは鳶が鷹を産んだんでしょうか。

それがよく言われる「子供に救われる」ってことでしょうか。



Posted by mister_kei0918 at 07:15│Comments(0)
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