mister_kei1221

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苦労は買ってでもの時代？

若い頃は「苦労は買ってでもしなさい」等とよく言われたものです。
比較的、のんびりしていて切羽詰った状況ではなかったようにも思えます。

今でも、親から離れきれずに自立できない人がいますから死語ではありませんし、買ってでも苦労をして欲しい人間が居ることも事実です。

世情が変わってきました。

世の中の仕組みも広がりも少なくとも２０年前とは比較にならないほど、状況が変化しています。

政治や経済も昔では考えられないほど、複雑化しグローバル化しております。
世の中の殆どの人が追い立てられるように日常生活をしているのではないでしょうか。

あるいは、追い立てられるようなスケジュールが存在しないと不安に駆られたり、置いてきぼりを食ったような悲しい、淋しい気持ちに駆り立てられたりもします。

ちょっと油断をすると足元をすくわれ、世の中に乗り遅れると誰も助けてはくれません。

現状に例え満足しているとしても将来の不安は拭いきれませんし、誰も手を差し伸べてはいただけないのです。

ですから今の時代、苦労は買ってでもの時代ではなくて、
自己から率先して自己研鑽を進め、自己啓発、自己投資に積極的な人が将来的には勝ちを収めるような気がします。

私は小さい頃から、苦労や悩みの連続。

今思うと、しないでもいい苦労を随分と経験してきたように思います。
それが全く人生に役に立たなかったわけでもなく、また私自身の人間形成には貢献したようにも思えますが、それがなくても日常的には余り影響はなかったような気がします。

むしろ、その分の苦労や悩みのエネルギーを別の形で使っていたらもっと意義深いことになっていたかもしれません。