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2009年03月03日

清廉で裏切らない気持ち、お互いを高めあう努力

悪い妻を持てば哲学者になれる?

人は辛い環境や、苦しい立場に追い込まれれば追い込まれるほど、さまざまなことを創造したり、憶測したり、深い悲しみを経験するものです。

逆境は人を強くし、逞しくもしてくれます。
知識、知恵もそのような人々には適わないものです。

とりわけ結婚は男にとっても女にとっても未開の地であり、想像を超えて、お互いの夢や期待、思惑が交錯しぶつかり合う経験の場でもあります。

そのほかの普段のことは大よそ想定の範囲でもありますし、対処の仕方も想像の枠を大して超えるものではありません。

経営でもそうです。

さまざまな経営上の事象、出来事は日常的に発生しますが、その解決の手筈や要領、道筋はおおまかに描けるものです。

友人関係でもそうです。

相手の手の内や行動は大よそ考える範囲内に留まるものです。
こじれても、元の鞘に収まる手立ても大抵、道筋が見えたりします。

ところが、

本来、すべてを見通したつもりの結婚相手の気持ちはなかなかつかめないものです。
許せないことはとことん許せない、
顔を見るのも、
箸の上げ下ろしの音でさえ、嫌になってしまいます。

それは、

『あらゆる人智の中で結婚に関する知識が一番遅れている。バルザック』

『結婚――いかなる羅針盤もかつて航路を発見したことのない荒海。ハイネ』

見事に捕らえた、揶揄している言葉のようです。

難しい関係ではありますが、

でもこれに変わる素晴らしい、何者にも変えがたい関係も存在しないものです。
お互いの存在を「空気のよう」などと例えますが、云い得てまさしく妙。

空気のようではありますが、なくては生きていけませんし、ましてやわが身の存在さえ危うくなってしまいます。

お互いが良き伴侶となるためには、

それぞれの犠牲も必要でしょうし、清廉で裏切らない気持ち、お互いを高めあう努力、お互いを幸せにしてあげるという気概も大事な事のようです。


『君がよい妻を持てば幸福になるだろうし、悪い妻を持てば哲学者になれる。ソクラテス』  


Posted by mister_kei0918 at 16:09Comments(0)